ふつう食欲は、空腹感から生まれる。この空腹感がどのようなメカニズムでおこるのかということは、生理学的にかなり解明されてきている。
現在、定説となっているのは「血糖の利用率が低くなると空腹感が発生し、それが高くなると空腹感がいやされる」というものである。
われわれの体の組織細胞は、ブドウ糖を重要なエネルギー源としている。血液中のブドウ糖を利用している。その血糖の利用状況を監視する装置が脳(間脳の視床下部)にあって、ここが血糖の使用率の低下したことを感知すると、食欲中枢が働いて、空腹感をおこすのである。