「佐前」とは、日蓮大聖人が佐渡流罪にされる前に顕わされた法門(御書)をいい、「佐後」とはそれ以後のことをいいます。
「三沢抄(p.1487)」は別名「佐前佐後抄」とも言います。


「大白蓮華2008-7」より転載

佐前の法門と佐後の法門との最も顕著な違いは、「御本尊」を顕わされたかどうかという点にあると拝察されます。
御本尊は、大聖人が成就された尊極なる凡夫即極の御境涯を万人の成仏の明鏡として顕わされたものです。
すなわち、末法の全民衆が自身の尊極の生命に目覚めていくための明鏡であり、手本であられます。この御本尊こそ、末法の時に一閻浮提に流布すべき大法であることは言うまでもありません。