生命・脳・いのち(著者 岡田安弘氏)から引用・・P.140
夢・・レム(REM)睡眠
rapid eye movement sleep の略(眼の動きの眠り)
ヒトは深い眠りにはいると脳波はゆっくりとした徐波になるが、そのあと脳波が急激に数分から約30分の間目覚めた状態、つまり覚醒波に変わるときがある。ところがこのときその人は。意識はなく、しかも脳波だけが起きている状態になる。
このとき、左右に向けての急激な眼球の運動が起こり。全体の筋肉の運動ががたっと落ちるというようなことが起こる。
また呼吸や血圧のリズムがくずれる。この眠りのことをレム睡眠という。
そして多くの場合、ヒトはこのとき夢を見ていることがわかってきた。
ヒトは眠りにつくと、脳波は起きている脳波からだんだんに眠っている脳波になり、眠りが深くなるにつれて、ゆっくりした脳波になる。
2時間ぐらい過ぎると脳波は急激に起きている脳波に変わり、レム睡眠が起こる。
それからもう一度ゆっくりとした脳波の深い眠りに入り、また2時間ぐらい過ぎるとレム睡眠に変わる。
朝までに4回ぐらいのリズムでこういったことが起こっていることがわかっている。
そして一般的に、レム睡眠の時期あるいはその終わりに目覚めるとその人の1日は非常に気持ちがいいが、ゆっくりとした脳波の出ている徐波睡眠中に起こすと寝起きが悪く、1日中気分が晴れないといわれている。
生まれたばかりの赤ちゃんは睡眠時間の60%くらいがレム睡眠。壮年は15〜20%(1時間〜1時間半)、非常に高齢者はレム睡眠は起こらない。