生命・脳・いのち(著者 岡田安弘氏)から引用・・P.137

脳波

活動している動物や人の脳から電気的な活動として脳波が記録された。
1929年にベルガーが、人間の脳から電気信号が出ているというのを記録したのが始まり。
脳波は意識のレベルを表現していることにもなる。
たとえば、人間が目覚めているときには脳の表面から非常に速いリズムのβ波とよばれる、1分間に13ぐらいの頻度で起こってくる非常に速い波(13ヘルツ以上)が記録される。
また、目をつぶってゆったりとした気持ちになると、α波という8〜12ヘルツくらいの波になる。
さらに意識が朦朧(もうろう)としてうとうとしてくると、θ波という4〜7ヘルツくらいのゆっくりした波になる。
さらに深い眠りになると、非常にゆっくりした波で、しかも振幅が非常に高い波になる。これをδ波といい、1〜3ヘルツくらいのゆっくりした波。
したがって、意識のレベルが高いときには、非常に速い波が脳から出されており、意識が失われているとき、つまり眠っているときには非常にゆっくりした波に変わることがわかってきた。
脳波が脳の中のどこから出ているかについては、明確な解析は成功していない。
深い眠りから昏睡状態、また脳死の場合のように、脳の活動がなくなるというところでは、この脳波は出なくなり、波形は平坦な波になってしまう。こうなると意識は完全になくなり、死を意味するようになる。