生物が生きていくために必須の要件は”呼吸”

生物が生きていくための最も基本的な要件の一つはエネルギーの獲得です。
生物は自身の生体物質を合成するために最大のエネルギーを消費しますし、その他にも運動や体内環境の維持などに多くのエネルギーが必要です。

生物界では生命活動に必要なエネルギーをATP(アデノシン5’−リン酸)という分子の形で使います。ATPは糖質(グルコースなど)の酸化反応によって作りますが、動物や植物や一部の微生物など現在の地球に棲んでいる生物の多くは、酸化剤として酸素分子を使っています。
この酸素分子による酸化反応の過程を呼吸といいます。

・・・呼吸とは「酸素を吸って二酸化炭素を出すことだ」としばしばいわれます。しかし呼吸の意義はエネルギー担体となるATPを作ることです。

以上は「自然界における人間の位置」(著者 理学博士 森下美千代)からの転載

人間は、呼吸が困難になると生命を維持できなくなるのは、こういったしくみがあるからなんですね。酸素を運ぶ血液の役割も同様に生命の維持に不可欠と言うことになりますね。