生化学者のルパート・シェルドレイクは、形態遺伝フィールド、またはMフィールドと呼ぶ、二重焼き付けの場(情報の巣)が、同一種族内部の情報の運び手となっているという仮説を発表した。
彼はこの情報の伝達を”形態共鳴”と呼んでいる。
ウイリアム・マクドーガルの実験によると、一つのグループのネズミが学んだ新しい習慣を、全く別の系統の、完全に隔離された場所にいるネズミのグループが、いつの間にか覚えてしまった。
ある一定の数のネズミがこの情報を一度獲得してしまえば、全宇宙的にすべてのネズミが、この情報を手に入れることができるのだ。
「百番目のサル」の話
1950年代に、九州の島で観察された出来事である。その島に住んでいたサルを研究していた学者が、さつま芋を海辺にばらまいた。ここのサルは、それまでさつま芋を見たことがなかった。彼らはさつま芋は気に入ったが、皮についた砂が、どうも気にくわない様子だった。すると、一匹の天才的なサルが、海水でさつま芋を洗えばきれいになるということを発見した。すぐに、二、三匹のサルがそれを見て真似をした。それから、何匹か、せっせと芋を洗うさるが現れた。すると突然、いっせいにその群全体のサルがみんな芋を洗い始めた。この時、小島からずーと遠くの島で調査をしていた人たちが、その島のサルがいっせいに芋を洗い出したと報告した。
一つの種族のある一定の数の成員によって獲得された情報は、発火点のような働きをする。つまり、その点を越えると、その種族全体が同じ情報を持つようになるのだ。新しい知識は、彼らのMフィールドに形態共鳴という作用によって組み込まれる。
その種族が地理的に広く拡散して分布している場合でも、その種族のすべての子孫はその情報を持って生まれてくる。だから、シェルドレイクがMフィールドについて語る時、彼は空間と時間を超越して作用している素粒子的情報網について語っているのである。
素粒子の理論の中でニューエイジにとって最も基本的なものは、素粒子(宇宙を作っている物)の世界では、すべての物がお互いにつながっているという考え方である。
宇宙は、影響や情報や光子やエネルギーや電磁波の場などから成る巨大な複雑きわまるクモの巣なのだ。あらゆる物、あらゆることが他のすべてのものとつながっている。そこには分離などあり得ない。