玄米
栄養のバランスなど考える必要のない食物。すでに栄養のバランスのとれている食べ物。
玄米は、成分組成が人体生理に最もふさわしく、最良のものなのである。
この無精白穀物が、ほかの食品と決定的に異なるのは、それ自体がバランスのとれた食品であるということだ。
無精白穀物には胚芽が含まれている。
胚芽の生理作用は、「血液性状の異常を、すみやかに正常な状態にもどす」ということである。
健胃、整腸、強肝作用をいかんなく発揮し、老廃産物をすみやかに排出するからである。
胚芽の脂肪中には、リノール酸・リノレイン酸など、植物性不飽和脂肪酸がたっぷり含まれているので、胚芽を充分に摂っていると、血中のコレステロールがどんどん低下し、動脈硬化を予防したり、血管を若返らせたりする。
また日常、肉や卵、白米、白砂糖などを摂っていると、次第に胃腸の働きはにぶり、便秘がちになる。
便秘すると、腸内容物は腐敗しやすくなる。このような場合に胚芽を与えると、腸の運動が高まる。その結果、便通が良くなり、腐敗も解消される。
腸の機能を健全にすることは体質改善のキメ手である。数ヶ月間胚芽成分を充分に摂取していることにより、次のような効果があらわれる。
・疲労を感じなくなる
・視力が回復する
・毛髪が黒くなる
玄米の胚芽にはコメの生命が宿っている。
時代の生命を誕生させるのに必要な栄養的条件、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、Eなどが備わっているのである。
つまり、あらゆる種類のビタミンが一度に摂取できる。また、ミネラルや酵素なども含んでおり、人間にとっては、実に申し分のない栄養の宝庫なのである。