「前世」(著者 浅野 信)より引用
<カルマはチャクラに蓄えられる>
カルマの結果としての種子は、カラーナ体、そしてその現れとしてのアストラル体のどこに、蓄えられているのでしょうか。それは、自分が行う行為の質、あるいは種類に応じて決まります。肉体は食物と水によって養われ、成長していきます。それに対して、アストラル体とカラーナ体は、生命の気=プラーナをエネルギーとして取り入れることによって、維持されたり発達したり、また健康を保ちます。
そのエネルギーの出入り口、いわば呼吸する口に相当する器官が、古来から「チャクラ」と呼び習わされてきた場所です。チャクラは7つ。それは人間の心の果たす役目が、7通り分け持たれているからです。心の働きは、脳にだけあるのではありません。中枢神経全体が、心のそれぞれの面を分担し合っています。人がどのようなことを、どんな心持ちで行ったかに応じて、中枢神経の七ヶ所に、行ったことの種類と質と分量に応じたカルマが残ります。
| チャクラの種類 | 蓄えられる行為の内容 | ||
|---|---|---|---|
| ムラダーラ | 本能的・身体的行動−主に性欲−などに根ざす行為 | ||
| スワディスターナ | 無意識的あるいは衝動的な行動や性的な行動 | ||
| マニピューラ | 感情や想念の行為。愛情と食欲に関する行為。可能性を開く芸術的な営みの成果 | ||
| アナハタ | 利他的な愛の行為や、他者の役に立つ社会的な体外行動。攻撃的な行為 | ||
| ヴィシュダー | 無気力や無関心の行為。人生に意味を感じられず、虚無感に陥り、諦観気味であった想い。自分の意志に囚われることなく、「空」の境地に達せられるよいカルマ。 | ||
| アジナー | 知恵や学問、知識に関して行った事柄 | ||
| サハスラーラ | 絶対者を追求し、合一して悟りを得たい、根源の神に至りたいという行為 |
<蓄えられた行為の影響>
行為の種類に応じて、それぞれのチャクラというエネルギーセンターに、カルマの種子がパターンとして留まります。そしてそれが、それ相応の肉体を、内分泌系のホルモンの働きを規定したり、方向づけて創りだします。その結果、過去にどのような行為をしたかに応じて、その人が本能的・衝動的な人になるのか、感覚的な人になるのか、感情的な人なのか、社会に役立ちたいという利他的な動機で動く人になるか、無気力でうつろげな人になるか、理屈っぽいあるいは知恵に長けた人になるか、神聖さを希求する人になるか、などが自ずと決まってきます。
また身体の面でも、秘尿・生殖器系に異常をもった人として生まれてくるか、胃腸などの消化器疾患に罹りやすい人か、心臓に障害のある人として生まれてくるか、呼吸器に変調をきたしやすい人か、など病的体質も、自ら過去に行ったカルマによって規定されて生まれてきます。
どんな方面で才能がある人として生まれてくるのか、チャクラが覚醒したときに健康になるばかりでなく、どんな才能として表れ、どんな使命を果たしていけるか、なども決まります。