2001 Bermuda Bowl オープンチームのレポート!

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(成田さんからの報告)

現在日本時間の10/29(月)15時。(PARIS時間:10/29(月)7時。
成田は今、我孫子市の手賀沼を眺めながらベンチに座っています。

一足お先に帰国したNPCは、自宅のカギを持っていかなかったため、朝9時に成田に、&朝11時半に自宅前に着したにもかかわらず、まだ外にいます。(ははは、と笑ってやってください)頭の中がWBCのままになっている間に追加レポートを。

●よくやった、JAPAN!
 サッカーのワールドカップで日本が予選敗退した時、マスコミはなんだかんだと日本の敗因を分析して監督と選手達を批判の嵐に巻き込んだが、今回のWBCに対しては多分、そんなことはないだろう。選手達は本当によくやった。もちろん、今回の敗因分析や、今後さらに日本がステップアップするための方法などは、今回出場したNPCや選手達の感触・意見なども交えて別途話し合う必要があるだろうが、少なくとも今日一日は、良く戦った選手達を誇りに思いながら、NPCは独り余韻に浸っていたい。
 全17ラウンドを戦う中で、12ラウンドを終わって(4日目終了時点)ジャストアベ(=180VP)。立派である。選手達はそれぞれ、あの失点は防げたとか、あそこで稼ぎ損ねたとか言っていたが、ブリッジは失点をするもの、それも世界選手権という緊張を強いられる舞台では、完璧な結果を出すこと自体、無理というもの。そして、毎試合毎試合、少しも息が抜けないチームばかりと対戦するのだから。
 5日目の1試合目、真剣度120%のインドネシアに13VPと善戦したが、2試合目にポーランドに完敗(3VP)。それでも気落ちせずに3試合目で強豪USAII戦で16VPと勝って、最終日に僅かな、でも不可能では無い希望をつないだことは素晴らしい事だと思う。そして最終日の残り2ラウンド。オーストラリアとアルゼンチンには、先輩の意地を見せられて完敗したが、最終日開始時点でベスト8(決勝ラウンド進出)の可能性を残していたことは、評価に値すると思う。
 ベスト8進出がほぼ決定していた5強(ポーランド、ノルウェー、イタリー、USAI、USAII)に続いてベスト8を勝ち取った3チームは、フランス、インディア、インドネシア。最終コーナーをまわってからの日本との違いは何だろう。いろいろあるだろうが、一言でいうと、歴史の差なのだろう。パリの涙はシンガポールでの涙と少し違うが、ShioyaさんがBBSでコメントしてくれていたように、選手達は胸をはって帰国して欲しい。明るい未来の希望と共に。

 ※ちょっと気取って書いてみました。へへへ。

●華も夢も。
今朝、NPCルームに集合した時の一こま。
 清水「高野は夢を見ないんやって。高野には「華」も「夢」も無い事になったんや。可愛そうやろ。」
このコメントには、日本の予選敗退の無念さがにじみ出ているような気がするが、「華」が無いという事になった理由を補足しておく。「貴乃花」から「花」を取ったら「貴乃」。「高野華」から「華」を取ったら「高野」。面白いと思った人、つまんないと思った人、いずれもご意見は清水さんに。

●お見送り。
 角田さんと成田は今朝、ホテル前で選手全員に手を振って見送られました。バスの中からその光景を見ていると、なんだか幸せな気持ちになりました。
また、NPCをやってみようかな?(←この最後の一行は、角田さん談。^^;)

16時です。ちょうどPCの電池が無くなるところなので、ここらで終了。

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