2001 Bermuda Bowl オープンチームのレポート!

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(成田さんからの報告)

現在のPARIS時間=10/23(火)10:30(=日本時間:10/23の17時半)

現在、R4が始まったところ。今日のレポートは、昨日のR3「USAI vs 日本」戦より、日本が得点した11番ボードの紹介から。

●平田の変化球!
#11:双方None。
     Q753
     9864
     QJ86
     2
AK        J10864
J         K10753
K95432    A
Q863      AJ
     92
     AQ2
     107
     K109754
Open Room           Closed Room
花山 Freeman平田 Nickell   Hamman高野 Soloway清水
W  N  E  S     W  N  E  S
         P              P
1D P  1S 2C    1D P  1S 2C
P* P  3H P     2D P  2H P
3S P  3N ///     2S P  3H P
               2S P  3H P
P*=スペード2枚以下。   3S P  3N ///

どちらのテーブルもEの3NTで、どちらのテーブルもOLはクラブでEのCJが勝ちから始まった。

<Closed Room>
Mr.Solowayは、ダイア3−3に期待したプレイを選択。すなわち、T2=DA、T3=SA、T4=DK、T5=Dx→DJ(N)。T6=Hx→HQ(S)、T7=Cx→CA、以下省略。ダウン2、日本に100点。
<Open Room>
Open Roomの平田は、違ったプレイを選択した。平田は少考後、T2=SA、T3=SK、T4=HJ!→HQ、とやった。平田曰く「HJは、ピッチャーで言うとカーブのようなもの。」困ったのはS(=Mr.Nickell)。Sは少考後、T5=Dシフト→DA。ここからはどうやってもメイクのようだ。T6=SJ→SQ(N)。T7=D→DK。T8=Cx→CA。この後、ハンドのスペードウィナーをキャッシュして8トリック。HKと出すと、SはHAで勝つが、ダミーのCQかハンドのH10が生還することになるので、メイク。ナイスプレイ!日本に400点。→日本に貴重な11IMPが入った。


◎R4:vs NZ(10/23,10:00-12:50)  +++++現在対戦中+++++
「平田-花山、清水-高野」
平田-花山ペアが、Redシステムと対戦しています。
(注)Redシステム→PABF2001のレポートのNZ戦の欄に少し記載済。
   ART Open=1C,1D,1H,1S,2C,2D,2NT. 一例を示すと、
  「1D=8-13HCP,4+Hearts」「1H=8-13HCP,4+Spades」などなど。

●スモーカーズ。
小林泰が高野に代わったことにより、JAPAN Open teamのプレーヤは全員スモーカーとなった。NPCのみノン。以下は昨日の朝の会話。
 平田「朝のタバコの味は格別なんだ。」
 林 「でも、飛行機を降りてから吸うタバコの味が一番ですよね。」
 一同(NPC以外)大きくうなずく。

●公衆電話。
昨日のAM、成田は公衆電話に振り回された。
成田は、パリに出向している職場の同僚に電話をかける必要があった。
・WBFの Hospitality desk にて。
  成田「公衆電話はどこにありますか?」(一応英語で)
  女性「Good Question!」
 とか言いながら、周りの人に聞いて歩き回る。
結局、ここのサッカー場の中には無い(or締め切りだった?)ので、門を出て外にいかなくてはいけないとの事。50mくらいのところに、スポーツクラブっぽい施設があり、その中に公衆電話を発見。(France telecom?)しかしながら、よく見ると、テレフォンカードがないと駄目。ま、そんな事もある。日本にだって card onlyの機種があるもんね。
・スポーツクラブの受付にて。
  成田「I want to telephon.(身振り付き。例の親指と小指を
     立てて耳の横に持っていくとすぐに理解してもらえた)
     Telephon card please.」(一応英語)
  女性「ぺらぺらぺら。」(こりゃフランス語だわ)
  成田「ぺらぺらぺら。」(こうなったらヤケ。一応英語)
  女性「あそこ(施設の中にある店と指差して)で売っているが、
     今はクローズド。」(一応英語っぽい)
  成田「何時になったらOPENするの?」
  女性「ぺらぺらぺら」(フランス語)
  成田「ん?」(きょとん、という身振りをする)
  女性「イレブンサーティ」
  成田「メルシー」(笑顔で、とっとと立ち去る)
あと1時間以上もあったので、成田はビューグラフルームでそれまでを過ごしてから、例の店に行くことにした。会場の中と外との出入りだけでも、なかなか大変。かばんの中のチェックが毎回あるのだから。距離もあるし。
・店にて。(11:40頃)
  成田「I want to telephon.(身振り付き)
     Telephon card please.」
  男性「ない。売り切れた。」(英語)
  成田「another shop? where?」(適当に英単語を発動)
  男性「町まで行かないと無い。」(英語で)
  成田「ここから何分くらいか?」(よく会話が往復する)
  男性「15ミニッツ。」
  成田「メルシー」(顔は沈んだまま。まいっか、男性だし)
・WBFの Hospitality desk にて。
  女性「電話は見つかったか?」
  成田「これこれしかじか。かけたいのは、ここなのですが。」
     (手帳をみせながら。残された道はふたつ。
      誰かの携帯か、備え付けの電話があればそれを借りる)
  女性「じゃあ、私の携帯電話でかけてあげましょう」(lucky!)
という訳で、結局「最初からそうすれば良かった」状態になったが、成田はやっと目的を達することができたのでした。
感想:さすがパリ。日本よりも携帯電話の普及が盛んのようだ。

-------------ちょっと一休み(11:30)--------------

現在のPARIS時間=10/23(火)17:45(=日本時間:10/24の0:45)

●R4:vs NZ(10/23,10:00-12:50)
「平田-花山、清水-高野」18VP-12VP(45IMP-32IMP)。
これでNZには、シンガポールから通算で3連勝。最後の2ボード(#19と#20)で日本が24IMP得点して逆転した。この「逆点した」というのは文字通りで、全てのテーブルで、1番ボードから始めて20番までプレイしている。テーブル数(=チーム数)分のボードセットがある。全部で44チーム(18+18+8)だから、すごい事だ。

●R5:vs RUSSIA(10/23,14:00-16:50)
「前田-林、清水-高野」24VP-6VP(81IMP-34IMP)。
すばらしい。アンビリーバブル。
勝因は
「ロシアのエースペア(GROMOV-PETRUNIN)に、JAPANの秘密兵器、 『エース殺し』の異名を取る『前田−林』ペアを当てた事」。え?意図的に当てる事は出来ないのでは?厳密に言うとそうだが、NPCの密かにロシアを研究していた。このエースペアはNSに座るだろう、と。偉い!(ほんまか?)前田−林ペアは絶好調で、この試合も丁度2時間で終了した。(そう言えば、昨日の2試合目も1時間50分だった。)更に、ブリッジの内容も絶好調なのであーる。(本当はこっちが重要)彼らのスコアは、ぼろ勝ちスコアであった。
清水−高野ペアも無難なスコアを出し、11番では7Cをビッド&メイクして、存在を強烈にアッピールした。
11番のビッドとプレイは現在判らないが(彼らは既に帰った)、NSのハンドだけを紹介しておこう。7CbyS、7メイク。
  N(高野):A6、AQJ875、−−、Q7432
  S(清水):Q10、6、AQJ43、AKJ106
ビディングとプレイなど、詳細が判ったら後でレポートするかも。「師匠、かっこいい!」という声が聞こえてきそう。

5R終了時点で、日本は92VP。アベ+17VP。順位も4位。これはすごい事だぞ。(でもまだ2日目。あせりは禁物)

◎R6:vs ISRAEL(10/23,17:20-20:10)  +++++現在対戦中+++++
「平田-花山、前田−林」
ISRAELは、ナチュラルシステムばかり。対策はほとんど必要無し。こういう国と対戦するときは、NPCは悩まなくていいので、楽である。

そろそろ試合開始から1時間が経過。ビューグラフルームに行ってみよう。

-------------ちょっと一休み(18:20)--------------

現在のPARIS時間=10/23(火)23:20(=日本時間:10/24の6:20)
今、みんなで食事から帰ってきたところ。ああ、お腹いっぱい。

●R6:vs ISRAEL(10/23,17:20-20:10)
「平田-花山、前田−林」4VP-25VP
大負けしたので、我がチームの定石どおり、大飯をたらふく食べて飲んで騒いで、リセットしてきました。でも、本日は合計46VPでAve+1。ロシアに大勝していて良かった。順位は8位。このまま終われば・・・・

詳細省略という事で、急いでメールします。

ではでは。

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