NO.5(作成:2001年9月8日)
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Felix | ||||
Victoria Egan | Gemma M Tan | 小林 | 清水 | ||
HANA | Soo |
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(ホームテーブル) (オークション) Nのパスはノーマルである。 3Cオープンには、ついてゆけない。 Eの1Dオープンに対し、Sのアクションであるが、実戦のパス以外に、1S、2Sも候補であった。 個人的スタイルとして、パートナーに判断を預けられない(パートナーの想像にあまるハンドをしている)プリエンプティブはしない。 確かにNはパストハンドだから、主導権はこちらが持っている。 だが、プリエンプティブ2Sのビッドをするということは、パートナーに後を任せる事だ。 従って、将来こちらで判断したい事もおきそうな、「あや」のあるハンドでプリエンプティブはしたくない。 一方、1Sオーバーコールだが、形は良いのだが、1コントロールのハンドでは建設的競り合いはさほど無い。 結論は、パスをして、必要があれば少々競る、というプランとなった。 Wの1H、Nの2Cオーバーコール、Eの3Hジャンプレイズと展開され、SのHANAは、5Cでの僅かなプリエンプティブチャンスをトライした。 5Sまで競れると見られるハンドではないので、敢えてSを紹介する価値は低い。 Wからの4N、キュービッド等を妨げるシンプルな5Cが、それなりな仕事をしてくれる時がある。 (プレイ) NのCAのリードに対する、SのC10のカーディングが重要である。 平−花ペアは、リバースアティチュード、オビアスシフトの原理を採用している。 EのCがシングルトンでも、SのCスモールはCカモン、即ちオビアスシフトスーツのDのノンカモン(DA、DQ無し)を意味している。 ちなみに異常なアナーのプレイは、オビアスシフトスーツ(D)で無いスーツ(S)のカモンと決められている。 SのCKQ107からは何をプレイすべきか? 少なくとも、4枚以上のCは紹介しているオークションなので、完全なCローエストのC7は、Dに取り柄が無いと思われるであろう。 CK、CQは何らかの事情で、Sシフトを希望していることになる。 従って、アナーのC10ではあるが、CハイでCノンカモン、即ちオビアスシフトスーツのDのカモンをすることにした。 実戦では、カーディングで「もたもた」は禁物である。 迷っている暇は無い。 NのS7のシフトは失着。 C10のアナーに釣られたかもしれない。プレイの後半、ディクレアラーは少考の後、Dゲスを当てることとなった。 (ビジターテーブル) 「コバーンの解説」Wの5Hに対するNのパスに、Sは「キーカードが奇数枚」との説明をした。 T1でNからCAが出てきたので、「DAはSだな」、と思ったが、実際にはDAはNに。 どうもNは、EWの方が強いと思ったらしく、4NをRKCBとは解釈しなかった模様。 取り決めではRKCBとのことなので、ディレクターはスコアをスタンドした。 T2でのDAのアンダーリードはナイスディフェンスだ。 今、Dにシフトしないと、ディクレアラーのハンドにSJがある時に作られてしまうかもしれない。 まあ結論としては、ノンバル同士であることから、5Hをビッドするよりも4Nに取りあえずダブルを掛けておく方が良かったと思う。 Eと多少相談も出来るし、ついでに、Nのキーカードの枚数を正確に聞けちゃうしなぁ(試合後、HANAからの指摘有り)。 |
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(ホームテーブル) (オークション) 4D4Dのハンドをどちらからオープンするか、であるが、内容に大きく差が無ければ、HANAは1Dオープンを選択する方を支持している。 だが、このEのハンドのCとDの内容の差では、1Cオープンを選択しただろう。 Wの1Sレスポンスに対する、Nの2Hオーバーコールには賛成だ。 アナーの4枚Sという好ましいオポーネントスーツの持ち方、立派なバリュー、建設的Hスーツ、であるから。 Wの2Sリオープンは疑問。 3Dリオープンより安上がりだが、いかんせん、Eがサポートダブルをしなかった事から、7枚以下のSフィットと分かっているスーツだから。 それに、Hスーツの持ち具合も良くない。 (プレイ) 筋の良いC10のオープニングリードに、SはC2でCカモン(即ち、オビアスシフトスーツのHA、K無し)。 Sの次のC8のフォローはスーツプリファランス。 Hのアナー無しは伝えたので、Dアナーを否定する意味でハイをフォローした。 CQをラフしたNは、正しくHA、HQとプレイする。 T7で、WのS7をS10でオーバーラフしないのが上手いディフェンスだ。 DKで勝ち、更にHを続け、SのS5がオーバーラフされたのを見るやいなや、すぐさまNはハンドを広げた。 (ビジターテーブル) Wの1Hレスポンスは、Sスーツを示しているらしい。 Nは手広い1Nを選択したようだ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) EWバルのディーラーのS。 環境は悪くないが、このSのハンドでプリエンプティブはしない。 建設的ウィーク2Sにはほど遠い(6−4の形、ましてや4枚Hあり、ボイドあり)ので、当然迷わずパスである。 Nの1Sオープンがやってきて少し驚かされたが、単純な4Sレイズを選択する。 Dボイド、6枚目のSの余裕が気になるハンドであるが、4Dスプリンターをするような余力は無い、と判断した。 Sの4Sレイズに興奮しないNは冷静。 4Sレイズにトランプ以外を期待してはいけない。 |
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(ホームテーブル) (プレイ) NのS8のオープニングリードは同情される。 みんなバランスハンドとおぼしきオークション、Nのハンド。 WのビッドしたCに、CAQJxと持っているNであるから、CKxxxをWに仮定し、じっくりしたパッシブディフェンスをプランするのは自然だ。 だがハズレ。 Dのエスタブリッシュが急務なハンドであった。 |
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(1RR−第2試合、VSフィリピン戦) 日本:58IMP フィリピン:18IMP 日本: +40IMP → 23VP |
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