NO.4(作成:2001年11月25日)

バーミューダボール 2001

(注意:高野、林、前田から送られた原稿を元に、トトロ流に多々編集した文章であることをご承知下さい。)

第1日目−第2試合: VS ブラジル戦 (#13〜#16)

2001/10/22(月)(14:00〜16:50)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
高野 Gabriel CHAGAS
Marcelo BRANCO Miguel VILLAS BOAS 前田
清水 Diego BRENNER

(ホームテーブル) 
4D E4 −130
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
    P 1D 1H
2H 3H  P  P
4D  P  P  P
  OL:
1:HK HA H7 H3
2:H4 H10 D7 H5
3:DA D10 D2 D6
4:DK DQ D3 H2
5:S3 S5 SK S4
6:S7 S10 SA S6
7:S8 C2 S2 SJ
8:SQ S9 H8 D4
9:D5 H  D9 H
10:C3 C6 CQ CK
日本:−6 IMP
#13
ディーラーN
ボスバル
QJ104
J10762

K104

K72
A4
J5432
QJ7
A983

AK987
853

65
KQ985
Q10
A962

(ビジターテーブル)
5D E/1 −100
 W  N  E  S
 前  C  林  B
    P 1D 1H
2H 4H  P  P
 X  P 5D  P
 P  P 
  OL:
1:HK HA H2 H3
2:H4 H10 D7 H8
3:DA D10 D2 D6
4:DK DQ D3 H6
5:C3 C2 CQ CK
6:SQ S3 S6 SK
7:S2 S10 SA S5
8:C5 C6 CJ C4
9:C7 C10 C8 C9
10:SJ
(ビジターテーブル)
(W前田の感想)
 2Hキュービッドは、Dのリミットレイズ以上。 Nの4Hに対してWはパスすることも可能な状況。 4Hをダブルメイドされることもあるかもしれないが、基本的にこのダブルはスタンドして欲しい。
 1ダウンとなったプレイ終了後、NのチャガスはSのブレナー君に、「(T8で)CAで上がって、Cでイグジットしなきゃぁ、、」と指導している。 確かにそう。 けど、無事ダウンしたんだから後で言えばいいのに。 試合中いろいろ言われて、ブレナー君、ちょっと落ち込み模様だけど。
(E林の感想)
 失敗です。 Wのダブルには当然パスでした。 何を思ったのか、の5Dでした。

(トトロの感想)
 確かにWのダブルは、殆ど何時もパスする必要がありそうですね。 そのダブルに対してビッドしたいようなハンドは、Nの4Hレイズに対してすぐビッドしてしまうべきなのでしょう。
 競り合いでのマイナーレイズだが、個人的には2Hキュービッドをゲームフォーシングレイズ、2Dはインビテイション以上、3Dはプリエンプティブレイズの約束が明瞭で良いと思っている。
「マイナーのウィークシングルレイズに幸せなし」、いわんや競り合いをや。

(ホームテーブル) 
3N W7 −520
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
      1S  P
2D  P 3C  P
3D  P 3H  P
3N  P  P  P
 OL:
1:H5 H8 H3 H9
 :DKAQJ。。。
日本:+9 IMP
#14
ディーラーE
ノンバル
J82
K10652

K543

65
QJ9
AQJ10863
AKQ74
A8
K7
Q986

1093
743
954
AJ102

(ビジターテーブル)
6D W6 +920
 W  N  E  S
 前  C  林  B
      1S  P
2D  P 2N  P
3D  P 3H  P
4D  P 4S  P
5C  P 6D  P
 P  P 
 OL:
1:C3 C6 C10 C7
2:C2 D3 C4 C8
 :DK、DA。
5:DQ H5 C9 D9
 :SA、K、Q。
(ホームテーブル、N高野の感想)
 スラムに冴えを見せた前林ペアなら、この6Dは行ってるな。 「美味しい9IMP取り」、とメモしておこう。

(ビジターテーブル、E林の感想)
(オークション)
 だいたいゲームフォーシングな2Dレスポンスに対し、3Cの選択もあったが、Cの内容が寂しいので、12−14、18−19を示す2Nリビッドを選んだ。 Wの3DリビッドはD6枚以上。 DKダブルトンが素晴らしい評価なので、3Hとキュービッドすると、Wから4D。 いよいよDスーツは良さそうだ。 後はCスーツのコントロールが心配なだけ。 4Sのキューに5Cが返って来た。 ファーストラウンドコントロールならば、3Hに4Cのキュービッドしそうだ。 息のあった素晴らしいビッドで、良い6Dに到達だ。

(ホームテーブル) 
3D E4 −130
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
          P
1S  P 2D  P
2H  P 3D  P
 P  P
 OL:10
1:H10 H3 HA HJ
2:SK S6 S3 SA
3:D5 D6 D10 DK
4:C2 C9 C10 CK
5:DA D3 S2 D9
日本: 0 IMP
#15
ディーラーS
NSバル
KQJ10
A54
J96
Q104

A9542
K763

AJ9


AQ108742
K763

873
Q10982
K3
852

(ビジターテーブル)
3D E4 +130
 W  N  E  S
 前  C  林  B
          P
1S  P 2D  P
2H  P 3D  P
 P  P
 OL:10
1:H10 H3 H4 HJ
2:S6 S8 SA SK
3:D5 D6 DQ DK
4:C8 C9 C10 CK
5:DA D3 S2 D9
6:C3 C5 CA C4
7:CJ CQ C6 C
(E林のこぼれ話)
 H10のリード、HJ勝ちから始まれば気楽なもの。 Dのゲスは外したがそれでも4メイド。 さすがにこんなボードは誰でも流れるようなスピードでプレイするだろう。 後ろで見ていたWBFのChris DEMENT(片手の不自由なひげのオーストラリア人)が、「残り1時間30分もあるのに、そんなに急いでどうするんだい?」とからかいに来た。 これに対して、チャガスさんは、巧みな日本語で、「もっとゆっくりね。」と言い、林を驚かせた。 大政さんの話では、チャガスは仕事の関係で、1年間くらい日本に(山口県の方らしい)に住んでいた、とのこと。 試合前に日本語で挨拶されたのだが、これほど日本語が巧みだとは! 挨拶しかできないムナワール(人の良いインドネシア人)とは大違い。

(トトロの拾い話)
 「ブラジル戦に出してくれ〜」、「チャガスとスクリーンメイトにしてくれ〜」と、林はさっそく、成田キャプテンにわがまま注文をつける。 どんな難題でもキッチリこなしてしまうキャプテンは、1ラウンド目のブラジルチームのオーダーを極秘に調査をし、見事、林の希望を叶えたのであった。 これに味をしめて、後に、「ヘルゲモ、注文!」「ゾンターク、おねがいしまぁす!」と、わがまま注文が殺到したとか。
 このブラジル戦の開始前のテーブルで、大ニコニコの林、前田メンバーは、チャガスと2ショットの写真を取りまくり、またサインも貰っていた様子。 ちなみに、撮影にフラッシュをたく必要が無かったのはいうまでもない。

(ホームテーブル) 
4H N4 +420
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
1C 3H  P 4H
 P  P  P
 OL:
1:DQ DA D6 D8
2:H2 H5 HQ HK
3:S4 S3 SQ SK
日本:−1 IMP
#16
ディーラーW
EWバル
KJ8
QJ109864
83


A5
9762
AKQ863
109542

QJ104
954

A763
732
AK5
J102

(ビジターテーブル)
4H N5 −450
 W  N  E  S
 前  C  林  B
1C 3H  P 4H
 P  P  P
 OL:
1:DQ DA D7 D3
2:H2 HA!HJ HK
3:CA C7 C9 C2
4:CK H10 C5 C10
5:HQ S2 H3 H5
   
(ホームテーブル)
(オークション、トトロの感想)
 Nの3Hは雰囲気のでているプリエンプティブ3H。 6ウィナー見当のビッド。 Sは確実な3トリックカバーに、Hサポートが3枚あり。 丁度3Hしか出来ない時も大いにありそうだが、キリ良く4Hまでレイズしたのは良い判断に見える。 「絶対レイズでしょ?」、清水さんに軽くいなされそうだ。。。

(ビジターテーブル、W前田の感想)
 あり得そうにない(Eの)Cボイドを想定し、どうせHKはNが持っているだろうと、HAを上がって、パートナーのHKをたたき落としてしまいました。 それでもオーバートリックの−1IMPで済んだのは、俺の人徳か?

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