NO.3(作成:2001年11月24日)

バーミューダボール 2001

(注意:高野、林、前田から送られた原稿を元に、トトロ流に多々編集した文章であることをご承知下さい。)

第1日目−第2試合: VS ブラジル戦 (#9〜#12)

2001/10/22(月)(14:00〜16:50)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
高野 Gabriel CHAGAS
Marcelo BRANCO Miguel VILLAS BOAS 前田
清水 Diego BRENNER

(ホームテーブル) 
4S W4 −620
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
    P  P  P
1S  P 2C  P
4S  P  P  P
 OL:
1:S2 S6 SQ SA
2:DQ DK DA D4
3:D2 DJ D10 D3
4:D8 C2 D7 D9
5:SJ S3 S4 S8
6:S7 H4 SK S10
7:HK H2 HA H6
 :D6、D5。
日本: 0 IMP
#9
ディーラーN
EWバル
1082
Q52
K73
AQ96

AK954

Q10
K10732
J76
AJ73
A9652

Q3
109864
J84
J54

(ビジターテーブル)
4S W4 +620
 W  N  E  S
 前  C  林  B
    P  P  P
1S  P 2C  P
4S  P  P  P
 OL:2  
1:S2 S6 SQ SA
2:HK H2 H3 H6
3:DQ DK DA D4
4:C8 C5 CK CA
5:S8 S7 S3 S9
6:D10 D3 D2 DJ
7:C4 C2 C6 SJ
8:HA H4 C3 H5
9:D9 D8 C7 D7
10:D6 H8 C10 S10
(ビジターテーブル、W前田の感想)
(プレイ)
 トランプリードされ、悩ましい4S。 ベストなプランは特に見えない。 手なり模様でゆくか。 HKをすぐ剥がしたが、これは微妙だったか。 将来HKをHAでオーバーテイクして、Dを取る必要が出てくるかもしれないから。 とにかく、この4Sを無事作ることが出来て、今回は「自分にはツキがある。」と思った。

(トトロの感想)
 本当に悩ましい4S。 でも、「作ったプレイはナイスプレイ」。 DQを捕まえ、DJに負けてダミイのD9、そして5枚Dを生かすプランがみどころ。 DAで勝った時、HAでD10の目先のルーザーをディスカードして、CAをSに期待してCエスタブリッシュのプランも目に付くところだから。

(ホームテーブル) 
3N E/1 +100
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
      1C  P
1D  P 1N  P
3N  P  P  P
 OL:
1:CK CA C5 C3
2:C10 H5 C4 C2
3:H6 H2 HA H7
4:H3 H10 HJ H4
5:H9 H8 HK D4
6:HQ D8 D2 S3
7:DK D9 D6 D3
8:D7 D10 DA!D5
9:C6 S5 C9 CJ
日本:+12IMP
#10
ディーラーE
ボスバル
A109653
8542
53

J84
J96
AJ62
A106
Q72
AKQ3
K7
9843


107
Q10984
KQJ72

(ビジターテーブル)
3N E4 +630
 W  N  E  S
 前  C  林  B
      1C  P
1D 1S 1N  P
2C  P 2D  P
2N  P 3N  P
 P  P 
 OL:
1:CK CA C5 C3
2:C10 S5 C4 C2
3:S4 SA!S2 SK
(ホームテーブル、N高野の感想)
(プレイ)
 今度は、Eのあんちゃんのプレイ。 オープニングリードは、EがビッドしたスーツのCK。 ディクレアラーはCAで勝って、クラブ逆襲。 どうやらスポットカード自慢のようだ。 一方、僕のSスーツはすっかり死んでる模様。 C10を勝たされたディクレアラーは、Hを走る。 SのあっさりしたDディスカードが、ディクレアラーにDQはNにあるような印象を植え付けたようだ。 結局、なんとDAで叩いて1ダウン。 「ごっつぁんです!」

(ビジターテーブル、E林の感想)
(プレイ)
 Nのバルの1Sオーバーコールが入った後、Wは便宜的な2C2D経由で2Nインビテーション。 当然3Nへ。
 Sオーバーコールがあったにもかかわらず、CKの挑戦的リード。 CKをホールドアップするのも有りそうだが、CAで勝ち、C負けに行ってまずは8トリック目を確保しようとした。 C10をリードしたら、Nにショウアウトされ、C10を勝たさせられた。 オーバーコールしたNにSAKとDQはあるだろう、と読んで、適当にダミーからSをリードしてみると、NはSAでアップし、SのSKがドロップ! あれよとS2勝になり、何と4メイド! アヤシイ、ハヤシプレイ成功!

(トトロの感想)
 成功したプレイに文句なし。 ただ、クレイムせずにプレイすれば、Sをマイナーのスクイズ模様にプレイ出来るので、安全に確実にC負けて11個か、豪快にDQフィネス(NのDQダブルトン抜けても9個は既に確保)で12勝して、「ようけとれたぎゃあ。」といいけるもいとおかし。

(ホームテーブル) 
3N E3 −400
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
          P
 P 1C 1N  P
2C  P 2S  P
3N  P  P  P
 OL:
1:SQ SA S2 S3
2:C2 C4 CQ C8
3:DQ DK DA D5
4:C3 CK C7 H4
5:CA C10 S8 S4
6:C8 CJ H6 H3
7:D10 D4 D2 D7
8:DJ D6 D3 H2
9:SK S9 S6 H8
10:S7 S10 H5 C5
11:SJ H7 C6 S5
 :H→HAQ。
日本:+1 IMP
#11
ディーラーS
ノンバル

K1082
75
AK9654

A64
J753
A932
32
K753
AQ
QJ10
QJ107

QJ1098
964
K864

(ビジターテーブル)
3N E4 +430
 W  N  E  S
 前  C  林  B
          P
 P 1C 1N 2H
3N  P  P  P
 OL:
1:SQ S4 S2 SK
2:DJ D4 D2 D5
3:DQ DK DA D7
4:C2 CK C7 C8
5:H2 HQ H4 H3
6:CQ H6 C3 CA
7:H8 HA H9 H5
(ホームテーブル、N高野の感想)
(プレイ)
 Nの高野はサードハンドで1Cオープンするが、軽く蹂躙される。
 SからSQのリード。 SAで勝ち、Cを引いてくる。 どうも4枚Cはあるらしい。 まあ一回勝たせるか。 DQ−K−A−でダミイに入って、またもC。 どうもディクレアラーはCがお気に入りらしい。 それなら、こっちも付き合って、Cをクリアといく。 実は、既にダミーエントリが無く、Dはブロックしたままで、この時点はダウンチャンス状態だった。 でも、SからはDの豪快なブロック状態を想定しずらく、SディスカードしたためSスーツでSにスローインされ、赤いスーツをリードさせられる結果に。

(ビジターテーブル、E林の感想)
(オークション)
 Nの1Cオープンに、Eは当然の1Nオーバーコール。 Sの2Hビッドは、Sスーツを示すトランスファービッド。 この展開では、Sのストッパーに関するレベンソール2Nが機能しているはずだが、Wはそんなことは気にも掛けずにすぐに3Nレイズ。 ダイレクトの3NレイズはSストッパー無し、2N経由の3NレイズはSストッパー有り。


(ホームテーブル) 
3S W/1 +50
 W  N  E  S
 ブ  高  ボ  清
1S  P 2S  P
2N  P 3D  P
3S  P  P  P
 OL:10
1:D10 DK DA D6
2:S3 S2 SK S7
3:S9 SQ S4 S10
4:H2 H5 HA H6
5:H7 HQ H3 H8
6:C9 C2 CQ CA
7:D7 DQ D4 D8
日本:+5 IMP
#12
ディーラーW
NSバル
K9
Q6
Q109532
985

AJ1062
A7
76
A1074
Q87
J9432
KJ4
J2

543
K1085
A8
KQ63

(ビジターテーブル)
2S W3 +140
 W  N  E  S
 前  C  林  B
1S  P 2S  P
 P  P 
 OL:10
1:D10 DJ DA D6
2:S5 S2 SK S7
3:S9 SQ S3 S10
4:CJ CK CA C5
5:D7 D9 DK D8
6:C2 C3 C10 C9
7:C7 C8 S8 C6
8:H2 H5 HA H6
9:SA D2 H3 S4
   
(ホームテーブル、N高野の感想)
(プレイ)
 Eの2Sシングルレイズに対する2Nは便宜的なアスキングビッド。 Eの3Dは、Dにバリュー有りの答え。 Wは3Sでサインオフした。
 WがDバリューを嫌ったとすると、残りの2スート(H、C)に枚数とアナーを持っていそう。 という訳で、消去法的にDリードを選択すると、いきなりKJのゲスを外してくれた。 Dバリューを聞いてDリードが来れば、DAのアンダーリードが匂う場面なのだろう。 Wは自分(高野)のことをそうヘボでもない、と思っているような気もして、気分は悪くない。 T4で、HA、Hと負けに来られる。 自分からマイナースーツを触らずに手を渡すところが、さすがに渋いプレイだ。 他のボードでも、ふところの深いハンドリングを見せてくれたWのブランコ氏。 元世界チャンピオンだもん、当然か。

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