第23回 ハンド 山田彰彦
解説
Dlr:S
Vul:Both
3NT by S
O.L. 3

952
1084
853
KJ83
A83
J7632
AJ
Q94
104
A
K107642
5
KQJ76
KQ95
Q9
A7

N E S W
1S 2H
2S P 2NT P
P P

 Sの1Sオープンに対してWはかなりアグレッシブなオーバーコール、Nも弱い手でレイズし、Sが2NTとゲームトライをすると、Nは慌ててパス。
 3のリードをEはAで取り、6のリターン。QをWはAで取りJをコンティニュー、EはKでオーバーテイクして、あっさり3ダウンとなった。Wがバルでオーバーコールしたので少なくとものトップアナーを1枚は持っていそうなのでQをプレイする理由はない。
 Qでなくて9をプレイしたならWはどうしたであろうか?Jで勝ってしまうとそれまでで、このディフェンスだと3NTも作られてる。Sの9に対してはWは、ペア戦なら悩ましいがチーム戦なら他に取る所がないのでAで取ってJをリターンすべきである。
 9のプレイはミスするかもしれない状況をWに押し付けた訳で、これを”チョンボのトランスファー”と呼ぶ。
(2003年5月10日 文部大臣杯スイス予選より)