ラグビー(ラフでフェアな80分)









 
 ビデオラックを探したら、おじさまが録画していた大学選手権決勝戦とか日本選手権の テープがありました。かなり前の試合なんですけど、ルールは同じかな、と思って全部見て みました。(キャーキャー騒ぎすぎてノド痛いです〜)  なんか年毎にルールって変わってるみたい(?_?)。トライが4点だったときもあるんですか? 今シーズンから反則判定が厳しくなったとかって、解説の人がいってる試合もあったり。  新しい録画になると、解説のアナウンサーが一つ一つのプレーについて「こういうことを すると、〜という反則になります」とかって説明してくれるようになって、わかりやすく なってきてます。ありがたいですぅ(^-^)。オブストラクションとかノックオンとかオフサイド とかは、プレイバックで見ると段々判るようになりました。モールとラックの違いも最初 はよく判らなかったけど、ボールを持ったままか落としちゃったかで違うとか、タッチと ダイレクトの違いも蹴った位置についてちゃんと解説があったので納得がいきました。  あとは試合の流れを見ながら、憶えていければいいかな。  で、せっかくだから、ラグビーの本もついでに読んでみました。そうしたら思わぬ拾い物 をして、ちょっとラッキーかな?って嬉しくなりました。  ある監督さんが、選手達に対して常々教えていた言葉にすごく感動したからです。 「審判の見えないところでは、よりルールに忠実であれ」  明治大学ラグビー部監督・北島忠治さんの言葉です。  ラグビーってあんなに荒っぽいスポーツなのに、野球みたいに乱闘になったことって滅多に ないんだそうです。それどころか試合を見ていると、反則をとられた相手チームの選手に対し 頭をなでたり、背中をポンって叩いたりして「ドンマイ」してるんですよね。  普通だったら、ラフプレーされたりしたら頭に来ちゃうんでしょうけど、そこはお互い様、 共にラグビーを愛する選手同士だからこその優しさなんでしょうね。ラグビーを愛するから こそ、ルールを守る。審判が見ていようといまいと、自分のプライドにかけてルールを守る。  これって、スポーツに限らない人間としての美学だと思います。世の中の人がみんなこう だったらきっと、世界はもっと平和になっているでしょうに・・・。  あ、そうそう、ラグビーの試合終了を「ノーサイド」っていうのはどうしてかご存じですか? 試合中は敵味方の両サイドに別れていても、80分が過ぎれば敵も味方もない、ラガーメンと いう仲間だからサイドなんてないんだ、という意味なんだそうです。それでお互いのジャージ を交換して健闘を讃えあうんですね。な〜んかカッコ良すぎます(^_^)。