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2005年09月11日の日記

夏ロケ第三弾(9/10-11)
 みな みさんを迎えての夏ロケ2回目。九州方面で甚大な被害をもたらした台風14号の影響が懸念されたが、幸い北海道に大きな被害もなく、ロケを中止する事態は 回避された。結局みなみさんは、道南方面へ足を延ばす予定をキャンセルし札幌付近にとどまっていたようだ。

  さて、今日は北海道ロケ恒例の「カナディアン・ワールド」&「クロフォード公園」コースである。いささかマンネリではなかろうか、という意見も出てはいる が、地の利・位置の利便性・現地スタッフの理解度などの点から、あえて外す理由が見あたらないので今回もコースに組み入れさせていただいた。要はゲストに 向けてアピールするか否かが大事なのだから、今回の場合問題ないだろうと考えたわけだ。

 例によって出発前にMさんを迎えに行き、集合地 の「道の駅・スタープラザ芦別」へ向かう。カナディアン・ワールドまで行ってしまうと携帯が通じないからで、ロケ地付近はスターライト・ホテルくらいまで 行ってしまうともはや圏外になってしまう。山間部でカバーしづらいのは判るが、緊急時の通報なども考えると、せめてホテル付近くらいはエリアに入れてほし いと思う。

 道中みなみさんから入電、位置的に道の駅が判りづらいことも考え不安もあったが、問題なく到着しつつあることが判ってほっとする。我々も定時には到着 し、まさくんさんとも合流、三台でカナディアン・ワールドへ向かう。

  いつものように事務所に寄ると、管理人さんはミニ列車の運転に行ってるという。そこで直接現地で許可を取ることにして園内駐車場へ降りると、いつもは貸切 状態の駐車場がどうしたことか満杯である。線路を挟んで向こう側の園地には十組ほどの親子連れが遊んでいる。以前、来園していた子供達にむすめを襲撃され た経験をふまえ、人波が退くまでロケ開始を遅らせることにする。
 子供達にとっては悪意ないことであっても、むすめを傷つけるようなことになればお互いに不幸なことである。そのような事態は出来るだけ避けた方がよい。

 待機しているうちにNRさん到着。

  十五分ほどたち、件の人たちが帰り始めたのを見計らいロケ開始。前回まで集合写真を押さえていなかったことを考え、いつも食事をとる喫茶店にお願いして店 内をお借りすることにした。客が増える昼頃までに終了することを条件に撮影の許可を貰う。雰囲気の良い調度類を見るにつけ、機会があれば撮影してみたいも の、と常々考えていたので願ったり叶ったりであったが、撮影の時間はそれほどとれず、個人的には改めて次回を期すこととなった。

 正午が 近づき、客がぼちぼち入店してくるようになったので、いったん撤収し園内に散って外撮へと切り替える。お座りむすめはいつもの広場のベンチを使い、ミニ列 車や町並みをバックに記念撮影、プチむすめたちは新たなスポットを開拓するためかこれまで踏み込むことのなかった園地の奥深くまで入り込んで撮影していた ようだ。

 14:00頃、再び集合して昼食をとり、ロケ後半戦にはいる。奈々ちゃんのリクエストでミニ列車に乗って撮影することとなり、 運転士として駅で待機中の管理人さんに話を通す。交渉の結果、客が退けたあと臨時便を出してもらって撮影することになった。前回同様、撮影のために運転停 車することもお願いした。
 うちのむすめと奈々ちゃんを並べて座らせ、一輛前の座席からみなみさんとともに撮りまくる。うかつなことに撮影前には 気づかなかったが、屋根があるため二人のうち一方が必ずアンダーになってしまう。こんな時には、日中シンクロで背景もろとも綺麗にまとめてしまうのが常道 だが、残念ながらストロボを持ち込んでおらず万事休すである。
 運転停車も含めて約三十分間、ひたすらシャッタを切りカナディアン・ワールドのロ ケは終了した。いつもの時間より早く終わったのは、コテージに行くまでの帰途上で温泉に入って汗を流すための時間をとるのと、Mさんの友人で1/6をお迎 えしてドーラーとなったZさんと合流する時間が5:30頃だったためである。
 そのためか、今日の撮影だけでは物足りない、との声も多かったので、帰り際に今日撮り残した分(教会)の撮影許可を管理人さんにお願いして撤収となっ た。

  カナディアン・ワールドから十分ほど走り、スターライトホテルの隣にある「芦別温泉」にたどり着く。台風一過のせいで気温が高かったため、皆汗だくであ る。400円で極楽気分を味わい、思い思いの飲料でのどを潤した後、いったん「道の駅・スタープラザ芦別」に戻る。ここでZさんと合流するためMさんが残 り、まさくんさんが万が一の時のために(足となるため)同行した。
 私+みなみさん+NRさんはチェックインするために滝里湖のコテージへと向かう。思いの外スムーズに走れたためか三十分ほどでコテージに到着、荷物を搬 入し後続部隊の到着を待つ。
 
  ベッドの脇にそれぞれの荷物を置いた後、みなみさんの荷物を搬入する。これがセダンに積んでいたものとはとても思えない分量だ。カラー&モノクロ照明・ラ イトスタンド・ディフューザ・バウンス傘・ホリゾントペーパ……。簡易スタジオとしてなら十分な資材量である。このコテージに連泊できるのなら、一も二も なく設営決定だったろう。

 軽く照明テストなどしているうちに後続部隊が到着。ばたばたと落ち着く間もなくKarasuさんも合流し、今日のメンツがそろった。とりあえず出られる むすめさん達にはコテージでゆっくりしていて貰って、我々野郎衆は車に分乗し富良野まで食事に出かけた。
 最初は駅前通の定食屋でと考えていたのだが、潰れてしまったのか探し当てることが出来ない。さまよううちに、ちょっと小綺麗な店構えの「くまげら」を発 見。あたりを見れば、他支庁ナンバーの車が何台も路駐しており、タクシーで来店する母娘などもいる。
  これはきっとうまいものを喰わせる店に違いない(実際すごくうまかったのだが)、と敷居の高そうな外観を顧みず入店する。案の定、店内は大変な混雑であ る。「7名で」と告げると階上の一室に案内された。これはいかにも高そうな店だ…、と多少びびるがメニュウを見て一安心。このくらいなら貧民な私でも大丈 夫だ(笑)。
 揚げ物メインの品揃えだが、それ以外の定食も選べるようだ。各人無難な定食をチョイスする中、無謀にもみなみさんは「クマのショウガ焼き定食・金弐千七 百圓也」にそそられている……。個人的にクマ肉はあまりお勧めできないし、ネタで頼むにはあまりにもリスキーだ。
 しかし仲居のおねえちゃんの「あたしはスキですよ♪」の一言で、みなみさん特攻決定……。

→「多分もう頼まないと思う……泣」また一人の勇者が散った。(合掌)

 滝里湖に戻ると上空は満天の星。明日は晴れそうだ。コテージで軽く呑み&撮影などして就寝。この日はぐっすりと眠れた。
 
2005 年09月11日(日)   No.19 (日記)